2010年5月6日木曜日

海外ドラマ 「テス」 

2008年イギリスBBC制作
19世紀末のイギリスの東北部農村を舞台に、貧しい行商人の娘として生まれた娘テスの波乱に満ちた生涯を描いた作品。

イギリスBBC制作
主演は、ジェマ・アータートン

貧しい行商人 ジョン・ダービフィールは、ある日 自分が貴族ダーバヴィル家の子孫だと聞かされ、裕福な親戚がいることがわかり、仕事をもらいに娘テスを向かわせます。そこで、 当主ダーバヴィル夫人の息子アレックと出会います。彼はすぐに美しいテスに惹かれます。テスは、アレックに言われたとおり親戚だと隠したまま 鶏の世話をする仕事をもらいます。アレックは、テスを誘惑しますが、なかなか成功しません。そんなある日、夜、町に遊びに行った帰り、一緒に行ったメイドたちに虐められますが、そこにアレック現れ助けられ、屋敷にはアレックと帰ることになりますが…霧で屋敷に帰れなくなってしまいます。そして、森で眠ってしまったテスは、アレックに襲われてしまいます。
 屋敷を出ていくことにしたテス。アレックは引き止めますが、テスはアレックを軽蔑したまま出ていくのでした。家に戻ったテスは子どもを出産します。

 主人公テスを演じていたのは、ジェマ・アータートン。この前「ジェイン・オースティンに恋して」でエリザベス・ベネットを演じていた女優さんです。

 父親ジョンが 牧師から自分が貴族の出だと聞いたことで、母親はスプーンについた紋章をみつけ たりと家では大騒ぎです。そして、金持ちの親戚がいることを知った母親は テスを会いに行かせることにします。器量よしのテスなら良家のご子息に見初められるかもしれないという思惑があったからでした。…がテスは親戚に会いに行くという話しをなかなか承諾しません。しかし、テスの失敗で馬を死なせてしまい、父親は仕事をすることができなくなってしまいます。母親のいう通り、仕方なく 親戚に会いにいくテス。
 娘ひとりで会ったこともない親戚に会いに行かせるのかな?って思いましたが…信じてもらえるの?

大きなお屋敷を目の前に 自己紹介の練習をするテス。そこに ひとりの男性が声をかけてきます。

「僕がダーバヴィルだが、誰かに用?」
ダーバヴィル夫人の息子アレックでした。
テスは、自分が親戚であることを一生懸命に説明します。あの紋章入りのスプーンもまた登場です(笑)
息子アレックは、そんなテスの話に興味はなく 美しいテスに興味があるという感じ。
いちごは好き?と聞き食べさせます。官能的なシーンで有名なあの場面ですね。
ダーバヴィル夫人は、病弱なためにアレックがテスの相手をしたわけですが、最後に
 アレックは、ダーバヴィルを名乗るのはやめたほうがいいといい、ありえない話だと説明しながら、テスを見送るのでした。

 しばらくして、お屋敷から鶏の世話をする管理人として雇いたいという手紙が届きます。喜ぶ家族!お屋敷から迎えにきたのは、なんと息子アレックでした。
 テスに夢中のアレックは、馬車を速く走らせテスを怖がらせます。止めるかわりにキスをせがんだりしますが、やることが微妙…。
 1話では、このアレックに誘惑されっぱなしのテスでしたが相手にしていませんでしたが、油断したすきに彼に襲われてしまいます。
 屋敷を出て行くテス。とめるアレックに
「あなたを愛することはない、憎みもしない、あなたはゴミと同じ」

家に帰ったテスは、「結婚するのかい?」と母親に聞かれたり…なんだかかわいそう…。

ひとりでアレックの子供を出産したテス…
この先 お話はどうなっていくのでしょうか?

2010年5月2日日曜日

ジェイン・オースティンに恋して

「高慢と偏見」を愛読書としているアマンダ。彼女はロマンティックのかけらもない恋人の告白にもこたえることができずにいました。そんな彼女の前に 小説の中の主人公エリザベス・ベネットが現れてしまい、なんと自分が小説の世界に入り込んでしまうというお話。

 自分とエリザベスが入れ替わったことで、小説とは違ったストーリーになることを恐れるアマンダ。でもピングリー氏がアマンダに恋してしまい、ジェーンとピングリー氏との恋は?結婚はどうなるの?何とかピングリー氏の目をジェーンに向けさせることに成功し、二人は恋愛関係になりそうになりますが、そこにあのダーシーが小説の通り邪魔します。そしてそこへ あのコリンズ氏が登場し、ジェインに結婚を申し込もうとします。それを阻止すべく アマンダがコリンズ氏と婚約することに…!?
 でも アマンダが魚売りの娘だと噂が流れると コリンズにさっさと婚約を解消されてしまい…コリンズ氏は、なぜかやっぱりジェーンと結婚してしまいます。
 どうしてこんなことに…。コリンズ氏と結婚するはずのシャーロットは遠い外国に旅立ってしまったりと…物語は意外な展開へ…。

 展開も早く、全4話あるのですがなかなか面白かったです。

「高慢と偏見」のファンのひとりとしては、考えさせられる内容ではありましたが…全く別のお話としてみることができる作品でした。

 小説の中で悪いやつ ウィッカムも 実はそんなに悪い人ではなく あの事件は勘違いだったりするんです。そして、エリザベスがいないせいか…あのダーシーが、アマンダに恋してしまい愛を告白!
 最初は拒否するアマンダでしたが、自分もずっとダーシーのことを愛していたことに気付き、ダーシーに愛を告白するのですが、ついうっかりと自分の過去の話しをしてしまって…
 ダーシーからは、過去のある女性とは結婚することはできないと振られてしまいます。結局、ダーシーは、ピングリー嬢と婚約してしまいます。

 でも 現代に戻ってきたアマンダをダーシーは追いかけてくるんです。そして、現代で生活していたエリザベスと出会います。

最後は アマンダとダーシーのハッピーエンドで終わったお話でした。できることなら、この続きも見てみたいな。制作されるといいなぁと思います♪