2010年8月2日月曜日

BBCクラシックドラマ ラークライズ Lark Rise to Candleford

19世紀イギリスののどかな田園風景を舞台に、ラークライズとキャンドルフォードの住人たちが繰り広げる物語。

フローラ・トンプソン原作。「ラークライズ」「キャンドルフォード」「キャンドルフォンド・グリーン」のそれぞれを舞台にした物語で、フローラ・トンプソンが主人公ローラに扮して描かれた作品で、「ラークライズ」が生まれ故郷、「キャンドルフォード」が親戚の住む町、「キャンドルフォンド・グリーン」では、郵便局で働くローラ…という感じのようです。

このBBC制作のクラシックドラマは、ローラが郵便局で働きだしてからが描かれていてます。本国では第3シリーズまで放送されているようです。日本での放送はいつになるでしょうか?

 

主人公ローラを演じる オリヴィア・ハリナンは始めてみる女優さんのような気がします。とってもかわいらしいです。郵便局長で親戚ドーカス役の ジュリア・サワラ 「高慢と偏見」でリディア役、「ホーンブロワー」では、ホレイショウの妻役を演じていた女優さんです。今回は素敵な女性を演じています。

 ローラは、ラークライズ村で貧しいながらも家族と幸せに暮らしていましたが、妹が誕生したこともあり…親戚がキャンドルフォード村でやっているという郵便局で住み込みで働くことになります。第1話では、ローラが新しい生活に慣れてきた頃、キャンドルフォードとラークライズが郵便局の手数料のことで対立し、辛い立場になるお話です。

 ドーカスは、村の人々にとても信頼されている人物です。領主であるティモシー卿とは以前、恋愛関係にあったようです。ふたりは今でも惹かれあっている感じです…ティモシー卿の奥様アデレイド夫人もそのことに気付いて疎外感を感じているようです。子供のないアデレイド夫人は、あるとき村に置いていかれてしまったポリーという小さな女の子に出会い、神様からの授かり者だと信じた夫人はポリーを引き取ろうとしますが、ティモシー卿に反対されてしまい、夜中のうちにポリーはアデレイド夫人から引き離されてしまいます。結局、ポリーを置いて去ってしまった家族は、ポリーを迎えにきてメデタシメデタシでした。

ティモシー卿とアデレイド夫人の関係は、もうダメかもしれない…というところまできますが、そんなとき夫人の妊娠がわかります。嫉妬でおかしくなっていた夫人も、妊娠したことがわかると見違えるように幸せな様子です。お祝いをいうドーカスでしたが…やっぱり寂しそうです。。。。

ティモシー卿とドーカスは、階級が違うということで結婚できなかったようですね。

 そんなドーカスにも、新任教師デラフィールドが現れ…新しい恋の予感です。しかし洋裁店に盗みに入った子供をかばったことが原因となり、洋裁店を経営するプラット姉妹によって 村を離れなければならなくなってしまいます。本当に残念!

 一見平凡そうに見えるラークライズとキャンドルフォードの村ですが、様々な出来事、人間模様が描かれたドラマでなかなか面白かったです。